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FAQ vo.4 オーガニックコーヒー ~Go for organic coffee 3.0~

オーガニックコーヒーありますか?

 

近年よくいただくご質問です。

残念ながら当店では今のところ、日本の法律上で定義する有機・オーガニックのコーヒー豆は取り扱っておりません、厳密には取り扱っても宣伝できません。

コーヒーの焙煎は食品製造・加工業に当たりますが、日本ではJAS法という法律があり、その法律に沿って資格認証を取得した事業者しか販売できないのです。

この資格取得は、不可能では無いものの、当店の事業規模、施設では極めて困難な状況です。オーガニックへの道のりとしては

  1. コーヒー生産者が日本の有機JAS認証を取得
  2. 輸入業者が有機JAS認証を取得
  3. 製造・加工業者が有機JAS認証を取得

大きくこの3つの認証取得が必要です。(専門家の方、違ったらご指摘ください)

1.では当店で取り扱っているコーヒー生産者は認証取得していません
理由は認証のメリットが少なく、また取得するにもハードルが高いからです

  • 程度のコストがかかること
  • わざわざ日本への輸出だけに取得する必要があること

このような状況では、資本力があり一定数のボリュームで日本に販売できる生産者でないと認証取得は難しいのが現状です。

一方でアフリカや南米など多くの地域では農薬や化学肥料も使わない、使えない生産者も多く、いわば天然のオーガニックな豆が多く存在しており、私たちRIO COFFEEで取り扱う豆の多くもこのような豆が中心になります。

 

 

日本の、いや当店においてオーガニックコーヒーの取り扱う現状をお伝えしてきました。

ではここで本来のオーガニックの定義の話をしたいと思います。

オーガニック
ビオ
有機

いくつかの呼称がありますが一般的には有機農業を表す言葉として定着していると思います。これはコーヒーでも同じく有機農法で化学肥料を使わずに栽培されたもの、という認識では無いでしょうか

もちろん有機農業=オーガニックで正しいのですが、本質的にはそれだけでは無いようです。

世界的なオーガニックを推進する団体 IFOAM

International Federation of Organic Agriculture Movements (国際有機農業運動連盟)によるとオーガニックには4つの原理があると説いています。

 


4つの原理とは

  1. 健康の原理
  2. 生態の原理
  3. 公平の原理
  4. 配慮の原理

 

このどれかが欠けても本質的な意味でのオーガニックでは無いということです。
ここでは長くなるので、IFOAM の4つの原理を、それぞれ前文だけ確認したいと思います。

 

1.健康の原理

Organic Agriculture should sustain and enhance the health of soil, plant, animal, human and planet as one and indivisible.

有機農業は、土・植物・動物・人・そして地球の健康を
個々別々に分けては考えられないものと認識し、
これを維持し、助長すべきである。


2.生態の原理

Organic Agriculture should be based on living ecological systems and cycles, work with them, emulate them and help sustain them.

有機農業は、生態系とその循環に基づくものであり、それらと共に働き、学び合い、それらの維持を助けるものであるべきである。

 

3.公平の原理

Organic Agriculture should build on relationships
that ensure fairness with regard to the common environment
and life opportunities.

有機農業は、共有環境と生存の機会に関して、公正さを確かなものとす る相互関係を構築すべきである。

 


4.配慮の原理

Organic Agriculture should be managed in a precautionary and responsible manner to protect the health and well-being of current and future generations and the environment.

有機農業は、現世代と次世代の健康・幸福・環境を守るため、予防的かつ責任ある方法で管理されるべきである。

 

いかがでしょうか。

私はこの原理が本来のオーガニックだと共感を覚えるとともに、当店でのコーヒー選び、や日常生活、家庭での食育を中心とした教育の指針にしています。

これは私たちの掲げる

Life local,coffee global

にも通じる部分です。

単なる有機農業で作られたモノを消費する。

から

もう一歩先に進む過渡期なのかも知れません。

そのことを表す言葉をIFOAMではOrganic 3.0

と宣言しています。

こちらも英文ですが合わせて読んでいただくと一層理解が進むかも知れません

 Organic 3.0

https://www.ifoam.bio/sites/default/files/organic3.0_v.2_web_0.pdf

 

私たち RIO COFFEEでは、"美味しさと言う品質"で繋がる"持続的"で本質的なオーガニックコーヒーを目指していきます。


今日も最後までお読みいただきありがとうございました!

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